終活に対する意識変化

終活に対する意識変化について

今回コラムは、前回のコロナ騒動の中で見えた中高年の終活に対する意識変化についてアンケートより記述します。

2021年の調査では「終活をすでに始めている」人と「今後実施する予定」の人を合わせた「終活は必要だと思う」人は、全体の79.0%。
しかし、「終活を既に始めている」人のみで見ると全体の38.3%、「必要だと思う」割合とは40.7%の差があります。
コロナ前の2018年調査でも、「終活は必要だと思う」割合は81.1%、「終活をすでに始めている」割合は38.9%でしたが、その傾向はあまり変わっていない事が判りました。

しかし最近のアンケート調査で、コロナ前の2020年以前と、終活に対する取り組み方(意識)が変わってきた事が判りました。
中高年世代が取り組んだコトのひとつに「終活」があり、「終活に関する意識調査」では、13年前と比べてシニアが「しておくべき事をしておく」事を終活と見なす割合が増えたという結果がみられました。
なぜ「終活」への取り組み方が変わったのでしょうか?

実は終活=「しておくべき事をしておく」と認識するようになったのは、コロナ騒動の中でやはり外出自粛での自らの人生を見つめ直す時間が増えたからでしょう。
自分や家族に、何が起こるか分からない、もしものことが何時起こってもおかしくない・・そんな先行き不安な時代が関係しているのでしょう。
今まで何気なかった身近な暮らしや、家族そのものを見直すきっかけになったようです。
これによって中高年世代の生活にも影響があったようです。

世間一般に「終活」と認識されている項目は、「財産や物などの生前整理」のほか、「データの整理・消去」「遺言書の作成」「エンディングノートの記入」が含まれます。

それは、終活をはじめるキッカケにもなった「親族・家族の死」「定年退職」「自分・配偶者の健康」に、前回の未知の「コロナウイルスの恐怖」が加わったからです。
60代後半女性もアンケート調査の中で、『コロナの中で家族が一緒にいる時間が増え、家の事、家族の事、そして自らの老い先をじっくり考えることになった』というコメントしています。

 

まとめ

「しておきたかったことをしておく」という悔いの残らないような選択ができるのも、健全なうちなのだと思います。
今回のアンケートから分かる事は、「しておくべき事をしておく=終活」という事も健全なうちにやっておいたほうが良いと思う方が増えたと言う事でしょう。
終活や生前整理をする事で、自らの身の回りだけではなく、頭の整理も出来るので、物への執着が消え、自ら不要な物を捨てるようになります。
一説には、終活や生前整理の適正年齢は、55歳前後という事です。
これは、親の介護が始まる前の時期で、比較的体調なども良い時期だからです。
一度終活や生前整理を考えてみてはいかがでしょうか。

 

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