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形見分けは孫がしても大丈夫?相続との違いとは

2024.05.09

形見分けは、故人を思い出す品を家族や親しい人で分ける大切な時間です。
孫が形見を受け取ってもよいのか、相続と違うのか、迷う方もいます。
気持ちとしては自然な行為でも、現金や高価な貴金属が関わると、相続や贈与の問題につながることがあります。
誰が何を受け取るかをあいまいにすると、後から家族間で誤解が生まれる場合もあります。
ここでは、孫への形見分けで気を付けたい点と、相続との違いを整理します。

孫への形見分けの考え方

受け取ってよい物

孫が形見分けを受けること自体は、珍しいことではありません。
腕時計、写真、手紙、衣類、万年筆、趣味の道具、数珠など、故人との思い出を感じられる物が選ばれることがあります。
大切なのは、相続人の間で確認し、納得したうえで渡すことです。
特に、故人が生前に「孫に渡したい」と話していた物がある場合は、その気持ちを家族で共有しておくとよいでしょう。

形見分けは、金銭的な価値より気持ちの意味が大きいものです。
そのため、日用品や思い出の品であれば、大きな問題になりにくいことが多いです。
ただし、同じ品でも家族によって思い入れが違う場合があります。
勝手に持ち帰るのではなく、誰が受け取るかを話し合って決めることが大切です。

高価な物の注意点

現金、貴金属、高級時計、美術品、骨董品などは、形見分けという名前でも相続財産として扱われる可能性があります。
国税庁は、相続税の対象となる財産には、現金、預貯金、宝石、土地、家屋など金銭的価値のあるものが含まれるとしています。
高価な物を孫が受け取る場合は、相続人の同意や税務上の確認が必要になることがあります。
「思い出の品だから」と簡単に分けると、後から不公平感が出ることもあります。

数珠や着物なども、価値が高いものや家の中で代々受け継がれてきたものは慎重に扱いましょう。
形見として残したい人が複数いる場合は、写真に残す、保管者を決める、使用する場面を共有するなどの方法があります。
判断に迷う場合は、相続人だけで決めず、税理士や弁護士などの専門家に確認すると安心です。
感情的な話になりやすいからこそ、価値がある物は早めに整理しておきましょう。

相続と形見分けの違い

相続財産との区別

相続は、故人の財産や負債を相続人が引き継ぐ法律上の手続きです。
預貯金、不動産、有価証券、車、借金などは、相続人の間で確認し、必要に応じて遺産分割協議を行います。
形見分けは、故人をしのぶために品物を分ける慣習的な行為です。
ただし、品物に高い経済的価値がある場合は、形見分けであっても相続の話と切り離せません。

孫は、親が存命であれば通常は法定相続人ではない場合が多いです。
そのため、高価な物を孫へ渡す時は、相続人の同意がより重要になります。
遺言で指定がある場合は、その内容を確認します。
遺言がない場合は、相続人同士で話し合い、後からトラブルにならないよう記録を残すと安心です。

遺品整理での進め方

形見分けは、遺品整理の前にすべて決めなくてもかまいません。
まずは貴重品、重要書類、写真、思い出の品を分け、処分する物と混ざらないようにします。
遠方の家族がいる場合は、写真で共有してから受け取る人を決める方法もあります。
急いで家を空ける必要がある場合でも、判断に迷う物は一時保管にしておくと安心です。

こころテラス東海では、愛知県、岐阜県、三重県近郊で、形見分けを前提にした遺品整理をご相談いただくことがあります。
作業中に見つかった写真、数珠、貴金属、書類などは、処分品と分けて確認できるように進めます。
ご家族だけで整理すると、気持ちが入って手が止まることもあります。
大切な物を見落とさず、必要な物を残しながら整理することが、形見分けを円満に進める助けになります。

まとめ

孫が形見分けを受けること自体は問題ありませんが、相続人の間で確認してから進めることが大切です。
写真、手紙、日用品、数珠など思い出の品は、気持ちを大切にしながら分けられます。
現金、貴金属、高級時計、美術品など価値が高い物は、相続財産として扱われる可能性があります。
孫が法定相続人でない場合もあるため、高価な物を渡す時は同意や記録を残しましょう。
遺品整理では、形見候補を先に分け、処分品と混ざらないように進めることが大切です。

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