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亡くなった人の携帯ロック解除とデジタル終活の準備

2025.05.10

亡くなったご家族の携帯電話、ロックがかかっていて開けられない…。
そのような経験をされた方は少なくないのではないでしょうか。
大切な思い出の写真や動画、あるいは金融情報など、様々な大切なデータが詰まった携帯電話。
そのロック解除は、想像以上に困難な場合があります。
悲しみの中で、さらに複雑な手続きに直面する遺族の皆様にとって、この状況は大きな負担となるでしょう。
そこで今回は、亡くなった方の携帯電話のロック解除方法から、法的側面、データの扱い方、そしてデジタル終活の重要性まで、網羅的にご紹介します。

 

亡くなった人の携帯ロック解除方法

 

パスワードロックの解除方法

 

パスワードロックは、最も一般的なロックの種類です。
まず、亡くなった方の手帳やメモ、エンディングノートなどに、パスワードに関するヒントがないか探してみましょう。
生年月日、記念日、電話番号の一部、ペットの名前など、推測しやすいパスワードが設定されている可能性があります。
もし、パスワードが特定できない場合は、残念ながら専門業者に依頼する以外に方法はありません。
ただし、業者への依頼でも必ずしも解除できるとは限らないことを理解しておきましょう。

 

PINコードロックの解除方法

 

PINコードロックもパスワードロックと同様に、ヒントを探ることが最初のステップです。
4桁程度の数字が一般的ですが、6桁以上の複雑なPINコードの場合もあります。
試行回数は限られていますので、注意が必要です。
何度も間違えると、端末内のデータが消去される可能性がある機種もあります。

 

指紋認証ロックの解除方法

 

指紋認証ロックは、亡くなった方本人の指紋しか認識しません。
火葬される前に、指紋認証を試みることは可能ですが、成功する保証はありません。
また、指紋認証に加えて、PINコードやパスワードの入力も求められる機種もあります。

 

顔認証ロックの解除方法

 

顔認証ロックも指紋認証と同様に、亡くなった方本人以外では解除が困難です。
写真などを使って解除を試みることは、ほとんど不可能と考えて良いでしょう。

 

パターンロックの解除方法

 

パターンロックは、画面上の点を繋いでロックを解除する方法です。
比較的単純なパターンが設定されている可能性もあれば、複雑なパターンで、本人ですら忘れてしまうケースもあります。
ご家族の方が、亡くなった方の普段の行動からパターンを推測できる可能性を探ってみましょう。

 

キャリアへの相談方法

 

携帯電話会社に相談することで、ロック解除の手助けをしてくれる可能性があります。
しかし、パスワードなどの個人情報は、プライバシー保護の観点から、容易に開示されることはありません。
手続きには、故人の死亡証明書や相続関係を証明する書類が必要となる場合があります。
また、機種やキャリアによって対応が異なるため、事前に問い合わせて確認することをお勧めします。

 

携帯ロック解除の法的側面

 

相続における携帯電話の扱い

 

亡くなった方の携帯電話は、相続財産に含まれます。
そのため、ロック解除やデータの処理については、相続人全員の合意が必要です。
相続人同士で意見が食い違う場合は、弁護士に相談することをお勧めします。

 

必要な書類と手続き

 

携帯電話のロック解除やデータの閲覧、削除を行う際には、死亡証明書、相続関係を証明する書類(戸籍謄本など)が必要となる場合があります。
手続きはキャリアや機種によって異なるため、事前に確認が必要です。

 

弁護士への相談

 

相続に関するトラブルを避けるため、弁護士に相談することをお勧めします。
特に、相続人が複数いる場合や、データの内容に複雑な問題が含まれる場合は、専門家のアドバイスが不可欠です。

 

亡くなった人の携帯データの扱い方

 

データのバックアップと復元

 

亡くなった方が、クラウドサービスやパソコンなどにデータのバックアップを取っていた可能性があります。
パソコンやその他のデバイスを確認し、バックアップデータが存在しないか探してみましょう。

 

データの削除方法

 

データの削除は、端末の初期化、もしくは物理的な破壊によって行うことができます。
初期化はキャリアショップで行うことも可能です。
ただし、初期化してもデータが完全に消去されない可能性があるため、専門業者に依頼するのも一つの方法です。

 

個人情報の保護

 

亡くなった方の携帯電話には、個人情報が多数含まれています。
データの閲覧や削除を行う際には、個人情報保護に十分注意し、必要のない情報は速やかに削除しましょう。

 

デジタル終活の重要性と準備

 

デジタル終活の必要性

 

デジタル終活とは、デジタル機器やアカウントに関する情報を整理し、遺族への負担を軽減する活動です。
近年、デジタル機器の利用がますます普及しているため、デジタル終活は、遺族にとって非常に重要になっています。

 

パスワード管理の重要性

 

パスワードを管理する際には、安全な方法を選びましょう。
パスワード管理アプリの利用や、複数のパスワードを使い分けるなどの対策が有効です。
また、パスワードを紙に書き留める場合は、安全な場所に保管し、第三者に見られないように注意しましょう。

 

デジタル遺産整理の方法

 

デジタル遺産の整理は、パソコンやスマートフォン、クラウドサービスなど、利用しているサービスごとに整理していく必要があります。
アカウント名、パスワード、ログイン情報、重要なデータの保存場所などをリスト化し、安全な場所に保管しましょう。

 

遺族への情報共有方法

 

デジタル遺産の情報を遺族に共有するには、エンディングノートや遺言書に記載する方法、信頼できる人に保管してもらう方法などがあります。
事前に、誰に何をどのように伝えるか計画を立てておくことが重要です。

 

まとめ

 

亡くなった方の携帯電話のロック解除は、パスワードやPINコードなどの情報が分からなければ困難な場合があります。
キャリアへの相談や専門業者への依頼も検討する必要があります。
また、法的側面や個人情報保護にも配慮し、相続人全員の合意を得ることが重要です。
デジタル終活を事前に準備することで、遺族の負担を軽減し、スムーズな相続手続きを進めることができるでしょう。
大切なのは、ご家族の想いに寄り添い、一つずつ丁寧に、そして慎重に手続きを進めていくことです。
もし、手続きに迷うことがあれば、弁護士や司法書士などの専門家への相談も検討してください。

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