特殊清掃業者、作業内容と金額の差

今回は特殊清掃は、各社何が違うのか?お客様からご質問を受ける機会も多いので、今回はこの違いについて記述を致します。
その違いは、ズバリ技術力と場数、つまり経験値が非常に重要な違いです。
お客様からすると、見積もり金額が安い方が良いと思われがちですが、この仕事は、業者によって技術や経験値が全く違うので、結局臭いが取れず2度手間となり、お金も2重に支払う場面も多々あります。
まずは特殊清掃業者によって仕事内容の何が異なるのか?の例を、弊社の経験から記述いたします。

1)トイレの中で孤独死
この案件は、弊社も見積もりを致しましたが、日程と金額が合わず、他社が特殊清掃をやった案件です。
トイレの中で亡くなられ、発見までの日数もかなり経っていた事から、便器と床の間にも体液が入り、トイレの壁も染み、壁も床も撤去しないと臭いが取れない案件でした。
1ヶ月ほど経過した時、ある内装業者から「特殊清掃をやったみたいだが、全く死臭が取れておらず、酷い臭いで職人がトイレの内装をやりたがらないが、一度見てくれないでしょうか?」という見積依頼があり、行ってみると、この案件だった事から驚きました。
現場は、体液のふき取り後に、壁紙や床のクッションフロアーを剥いだだけで、体液が浸み込んだ床の上に活性炭のシートが引いてあるだけでした。
よって、体液が浸み込んだ壁や床から強烈な死臭が出ていましたので、これでは職人さんが入らないと言う事が直ぐに分かりました。
活性炭のシートを特殊清掃では時々使用しますが、これは体液が浸み込んだ箇所を除去しても、空気の流れが悪く、臭いが微かに残っている場合に使用する程度であり、先の様に臭いの元をそのままで、活性炭シートだけを置いて帰るなど、とんだ素人レベルの仕事でした。

 

2)オゾン脱臭処理の違い
孤独死現場で消臭を依頼され、見積に伺いました。
その際に、部屋の中にオゾン脱臭機だけ稼働している現場が在りましたので、お客様にお聞きしましたら「実は御社に頼む前に、消臭をお願いしたら、このオゾン脱臭機だけを置いて、そのまま1週間動かしているのですが、全く臭いが消えないので、御社に依頼したのです。」と言う返答が帰ってきました。
金額をお聞きすると1日3万円で、1週間稼働させているので、既に21万も発生したことになりました。
現場は、体液が付いた布団などはそのままで、ウジ殺しと呼ばれる白い粉を撒いただけで、正直大変驚いたのを覚えています。

実は、オゾン脱臭による脱臭作業は、機械の性能と、工程によって全く効果が違ってきます。
機械の性能は、オゾンを発生させる濃度で変わります。
市販の1万円弱で購入できるおもちゃのような機械を、現場に置き、何もせず臭いが取れる訳がありません。
プロの業者が使用する機械は、1台70万円近くするのです。
発生する濃度が違い、オゾン脱臭機を稼働させた室内に防毒マスクなしで、2~3分もいれば、肺が痛くなり、翌日には風邪の時のような緑の痰が出るほどで、体の小さい犬や猫など直ぐに死んでしまうレベルの物です。(オゾン脱臭処理の際、ペットが居ては処理が出来ません)
また作業も、基本的に体液(臭い)の付着した物を撤去し、撤去できない物は、徹底的に洗浄し、拭き取りします。
基本的に、この作業無くして、臭いを取ろうなど、無理な話なのです。
例えば、汚い話ですが、袋の中にうんちを入れると、袋の中は、当然うんち臭くなります。
この袋の中の臭いを取ろうとする時、うんち(臭いの元)を除去しないと臭いが取れるはずがありません。
また袋の内部にうんちが付いた部分を洗浄しないと臭いが取れない事は、誰でもわかると思います。
オゾン脱臭機だけを動かし、何もせずに、1日3万円など、詐欺行為なのです。

またオゾン脱臭処理の際も、機械を稼働させる前に、その匂いに合った消臭剤を選ぶ必要があります。
もちろん、消毒剤・洗浄剤も同様です。
これを散布し、室内の湿度を上げて、オゾンによって臭いを消臭剤の水分と結合させ取り、その後換気をして、結合した臭いごと室外に放出するのです。
オゾンを稼働させ、換気をするまでの1工程の時間は、大体1時間~1時間半です。
よって、プロの特殊清掃業者は丸1日稼働させ続ける事などせず、先の工程を現場の臭いによって何度も繰り返すのです。

これだけ読んでいただければ、オゾン脱臭処理は、単にオゾン脱臭機を設置するだけではない事が判ると思います。
また、経験を積んだ業者は、洗浄方法や防臭方法自体に工夫があったり、使う薬品(洗浄剤、消臭剤、消毒剤)もそれぞれ使い分けており、臭いによっては、酸性・アルカリ性等のPh(ペーハー)と強度も変えるなどしています。
ちなみに、この案件、弊社は家財を撤去し、部屋中を洗浄し、床をくり抜き、オゾン脱臭をして16万円でした。

 

3)庭での孤独死
お一人暮らしの方が、暑い夏に庭で転倒したまま、そのままコンクリート部分と、土の部分の合間で亡くなられ、腐敗された案件でした。
弊社に見積依頼を頂き、直ぐにメールでの返信を致しましたが、そのまま返答なく、翌日にお客様からお電話がありました。(*お客様からの返信希望がメールだった為)
「すみません。実は、御社のメールが私の迷惑メールフォルダに入っており、私がそれを見逃していました。そういった事もあり、昨日他社に特殊清掃をしてもらったのですが、コンクリートを2度ほど洗浄しただけで、全く臭いが取れなかったので、その業者に”どうしたらよいですか?”と相談したら、コンクリート自体を撤去するしかないと言われ、コンクリート部分の撤去費用として36万円の別の見積もりを渡されました。何とか現場だけも見て頂けないでしょうか・・・」と言う内容でした。

その現場は、コンクリート部分と踏み石を洗浄しただけで、土もそのままだったので、臭いは酷く、お客様の言う通り何も解決できていない状況でした。
そこで、弊社は体液で汚染された土を掘り除去し交換、後日マンホールも含め、コンクリート部分を削り、防水塗料を塗布して臭いを防ぎました。
この案件の他社の金額は6万円、弊社は以下の写真の仕上がりで4万円だったので、お客様より「同じ業者でも全く作業内容が違うのですね。」と感謝のお言葉を頂きました。
その甲斐あって、そのお客様からは後日自宅の中の遺品整理までご依頼を頂きました。
正直に申して、その別の特殊清掃会社は、お客様が何もわからず言われるがままだったら、6万+36万の合計42万を取る気だったかと思うと、腹が立ちました。
こういった同業者がいるので、警察等から「特殊清掃会社は、ぼったくりのところが沢山あるので気を付けて」と言われるのです。

「亡くなられた現場」      「他社の特殊清掃後」
 

「こころテラス東海の作業後」

 

4)お部屋のペット臭の見積
これは最近の話ですが、猫と犬を飼っていたお部屋で、臭いがどうも気になるので荷物を全部撤去したがそれでも気になるので、消臭の見積もりをして欲しいという内容の案件でした。
見積は、弊社含めて3社で、弊社が一番最後でした。
お客様より見積依頼の電話の際に、特殊清掃と言う業種や、その金額相場が判らないので、今回は相見積で「1社目は9万円で、オゾン消臭をするという内容。 2社目は、3名で見積もりに来て部屋の各所を指際して’’ここ猫も臭いがする。” ”あそこも臭いがする” という事を言い、部屋全体を洗浄してオゾン脱臭をして15万」という金額を出してきた事を聞いておりました。
お部屋に入るとお客様の言うとおりにそのお部屋だけ特殊な臭いがしておりましたが、ペット臭と言うよりも体臭とタバコとペット臭が混ざった臭いで、強いのは体臭つまり生活臭でした。
正直に申して、窓や、窓枠、床からはペット臭は無く、臭いが出ている(臭いを吸っている)のは壁紙だと思いました。

そこでお聞きすると、この部屋に住む息子さんが、家財撤去後に、液体の次亜塩素酸で壁紙と天井を拭き掃除し、ペット臭の消臭スプレーを部屋中に吹き掛けたと言う事でした。
そこから推測すると、拭き掃除をする際に、雑巾等を濯がず、乾拭きなどもせず、臭いの元を広げた様子が考えられましたので、ご質問をすると濯ぎの水も変えていないだろうと言う事でした。
よって弊社は、特殊清掃で、9万も15万も使うよりは、壁紙を変えたほうが1部屋だけなら4~5万と安くつきますので、そちらをお勧めいたしました。
もちろん、特殊清掃でも臭いはかなり取れると思いますが、かえって高くつくので、無駄なお金を使わないほうが良い思い、正直にお話をさせて頂きました。
お客様は予想していた返答とは違うので、かなり驚かれましたが、とても感謝されました。
帰り際に、壁紙以外の窓枠や、扉はヤニが付いているので、中性洗剤で、濯ぎ水をよく変え、雑巾も取り換え、拭き掃除と乾拭きをすると、ほぼ臭いが取れる事をお伝えしました。

 

以上の4例で、同じ特殊清掃会社でもスキルが全く違う事や、金額が全く違う事が判ったと思います。
冒頭にも記述いたしましたように、スキルを向上するにはやはり現場経験が一番命だと思っております。
こころテラス東海は、様々な特殊清掃現場での経験を積み、その度に工夫し、努力を重ね対応をしてまいりました。
もちろん現場により使用する薬品も異なるので、金額ではなく、その会社の経験をホームぺージの現場事例などを見て、業者選択をする事が肝要と思います。

特殊清掃でお困りの際は、是非「こころテラス東海」にご相談ください。
可能な限りのスキルを駆使して、対応いたします。

*:スマートフォンの方は、特殊清掃の専用サイトがありますので、 https://www.cocoroterrace-seisou.com/lp2/ 是非こちらもご覧ください。(URLをクリックすると画面が変わります)

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