1)遺品整理を始める時は、何時がよいのか?①

今回より、遺品整理・生前整理について、今までの経験を生かして、お客様からのよくあるご質問や、一般の方に判り難い点を記述させていただきます。

今回のテーマは、何時から遺品整理に取り掛かればよいのか?という事です。
これは私たちが、作業後にお客様から頂く沢山のお声で判ります。
「心の隅にずっと引っかかっており、やっとほっとしました・・・」
これが大半の方の第一声です。
皆様、早くやらないと・・・と気にかけていらっしゃいますが、初めての事で、なかなか手が付けられず、気にはなるが、なかなか進まず疲れてしまうのが遺品整理の現状です。
よって、前述のように心労にもなりますし、遺産相続(固定資産税などの金銭的なデメリット)もあるので、出来るだけ早めに着手されたほうが良いと思っております。
しかしその後の段取りを何も考えずに進めても問題が発生しますので、ここでは遺品整理の概要と、大まかな段階やその際のポイントをこれから順に記述させていただきます。

1)遺品整理の前にまず考える事(故人が住んでいた場所の整理)

「亡くなられた方が賃貸物件に住んでいた場合」
この場合は、管理会社又は大家さんへの連絡です。
基本的に賃貸物件は、一カ月前退去告知が一般的なので、告知をしても翌月の月末までの家賃を支払う必要性があるので、これをまず考えるべきです。
また、先の告知を既にしていたとしても、私共のような家財撤去業者は、月末退去のお客様が多い事から、月末のスケジュールが早めに埋まる傾向があるので、早めに見積予約、そして成約、スケジュールの決定をすることが大切になります。

「持ち家の場合(マンション除く)」
この場合、まず考えないといけないのは、今後この家をどうするのか?です。
自分たちが住むのか?、住むにしてもリフォームをするのか?、家財を撤去した後に家ごと売るのか?、家を解体して更地にして売るのか?を考えないといけません。
リフォームをせず、不要な家財を撤去してその場所に住む場合は、現在住んでいる家をどうするのか?賃貸ならば引っ越し業者の手配や、先の「賃貸物件」のように大家さんへの退去告知が必要になります。
リフォームして移り住む場合は、現在の住宅の退去告知、リフォーム会社の手配と打ち合わせ+完成日時の把握を理解しないと、家財撤去のスケジュールが組めませんので、全てのパズルのピースを上手に埋め、スケジュールの調整を上手に行う必要があります。
次に、家を売られる場合、家を解体するのか?それとも解体して更地にした後に売るのか?です。
実は、これを執筆中の2019年は、土地売買は高値で売買されておりますが、2022年ごろより農地売買の法律が変わる事から、土地の値段が下がる事が予想されております。(もちろん、土地価格の上下変動もございます)
これを頭に入れておいて、そのまま売るのか?それとも更地にして売るのか?を考えたほうが良いと思います。
まず、そのまま売る場合ですが、不動産会社にそのまま売るので手間はかかりませんが、その土地を売買する場合、家が古い場合や、家の間取りに難が有ったり、駐車場の位置や駐車可能な台数を含む土地の問題が有ったりすると、売却代から解体費を引かれた金額を提示されることになります。(例:本来の売却価格500万とすると、解体費が仮に200万必要な場合は、差し引き後の300万の売却価格になるという意)
また、解体せずそのまま売却した場合で、後に不動産屋が間に入り解体を行う場合は、不動屋さんに手数料が入るので、解体料を多く支払う事になる可能性があります。

逆に更地にする場合、売却価格はそのまま売るよりも高くなる傾向ですが、解体費を事前に手持ち資金から支払う必要がある事と、更地にすると固定資産税が跳ね上がるので、売れる目安もないのに、早まって解体すると資金の持ち出しが増えてしまいます。
上記より、重要なポイントは、まず「売る土地は魅力があるのか?=買い手がいるのか?」を第三者的な目で判断する事です。
例えば、立地が非常に良くても、古い家は誰が買うのか?を考えるべきです。
そして次に、不動産屋に売買の話を持ち掛け、そのまま売る場合の金額と、更地にして売る金額の差を聞いてください。
先にも記述したように、この差は不動産屋が間に入り解体する場合の金額です。
その金額を頭に入れ、次は直接解体屋さんに更地にする見積を取ってください。
その金額の少ない方を選択し、不動産屋にどうしてから売るのかを交渉するのです。
しかしながら、固定資産税の事もあるので、何時迄に解体し、何時迄に売るのか?等をきちっとスケジュール管理し、交渉することが大事になります。

最後になりますが、その後に私共のような家財撤去業者(遺品整理・生前整理)とスケジュールを詰め、全体のスケジュールを構築してください。
次回は、この続きで「持ちマンションの場合」「車の売却」について記述を致します。

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