遺品整理のポイント1.遺言書の確認

遺品整理をする前に、まずは遺言書の有無を確認してください。生前家族に遺言書の存在を伝えていなくても、故人が遺言書を残しているケースがあります。遺言書は財産の処分に関わる重要なものです。遺言書がある場合はそれに従って遺品整理を進める必要があるため、事前にしっかりと確認してください。

また、遺言書が見つかっても勝手に開封してはいけません。家庭裁判所の検認を済ませる前に開封してしまうと、5万円以下の過料に処される可能性があります。

遺品整理のポイント2.残すものと処分するものを決める

遺品整理で難しいものとして、仕分けがあります。どれも故人の思いが詰まった大事なものであるため、何を残して何を処分するか決めるのはとても難しいものです。

まず残すものとして、思い出の品があります。写真やビデオなどは家族はもちろん、故人と親しかった人たちにとっても大切な記念品となります。また、貴金属・宝飾品は取っておき、後日査定を依頼しましょう。なぜなら、高価なものであれば相続問題に関わってくるためです。

一方で処分するものとして、日用品があります。家具家電や寝具、衣類などは処分することをおすすめします。故人が大切にしていた衣類があれば、形見分けとして保存しておくのもいいでしょう。

遺品整理のポイント3.仕分けに迷った時は「保留」

遺品整理をしていると、どうしても迷ってしまう場面が出てきます。「ガラクタだけど思い出が詰まっている物」「古いものだけど故人がずっと大事にしていた物」など、どうしても処分に迷ってしまった時には、一旦保留にしておくことも大切です。無理に処分してしまうと、後悔してしまいます。いつか自分の気持ちに整理がついた時に、改めて残すか捨てるか決めることで、悔いのない遺品整理ができます。

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