終活と聞くと、早くても定年後から始めるイメージが強い方も多いかもしれません。若いうちから終活を始めてもあまり意味がないと思われるかもしれませんが、意外にも40代から始めることには多くのメリットがあります。ここでは、40代から終活を始めることで得られるメリットを解説します。

不安なく老後を楽しめる

70代、80代から終活を始めるよりも、40代から始めた方が老後の不安を軽くできます。早い段階から終活を始めれば、老後に行うべきことが1つ減ります。70代以降になれば、年齢とともに体力や気力も落ちていくため、いざ終活をしようと思っても、なかなか進められないのです。

早めに終活を済ませておけば、老後にいろいろと考えずに済むため、心身共に余裕のある余生を楽しむことが可能です。

自分らしい生き方を見つけられる

終活を通して、自分らしい生き方がわかることもあります。終活をきっかけに、40代から新たな人生をスタートさせることもできるでしょう。終活は、自分のこれまでの人生を振り返るタイミングでもあるため、過去を振り返ってみてやりたかったことがいくつも出てくるかもしれません。40代はまだまだ若く、終活で発見した「やりたいこと」にとことん取り組むこともできるでしょう。

早くから終活を始めておけば、新しい自分を見つけられるという、人生においての大きなメリットを得るきっかけにもなるはずです。

不用品の処分がスムーズにできる

40代から身の回りの物を整理していくと、体力的にも不用品の処分がスムーズに進みます。ちょっとした不用品でも、それらを取りまとめるとなると体力を使うことも少なくありません。燃えるごみ・燃えないごみで処分できず、粗大ごみでの処分依頼が必要となるケースもあるでしょう。

大型の不用品も、活力にあふれる若いうちに処分することをおすすめします。

老後の終活は専門業者に頼ることも大切

40代から終活を始めたけれど、老後に再度終活が必要となるケースもあるでしょう。老後となると、若いときほど動けるわけではなく、大きな処分品は対処に困ることもあるかもしれません。

自分だけでは身の回りの整理整頓が進まない場合は、専門業者に依頼するのも選択肢の1つです。生前整理に対応している業者は、依頼者の話をしっかりと聞いたうえで不要なものを処分します。必要なものと不要なものがしっかり分かれている場合は、業者に一任することも可能です。

終活を始める年齢に特に制限はありません。ご自身が始めたいと思い立った時に始めるのはもちろん、興味がある場合は若いうちから始めてみるのもおすすめです。早ければ早いほど、作業はスムーズに進みます。必要なものと不要なものも判断しやすく、処分するのに何か手続きが必要なものでも、行動力のある40代なら迅速に対応できます。早くに終活を終わらせることで、心が軽くなり老後を存分に楽しめるというメリットもあります。

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